北海道

百年記念施設、進む老朽化 改修・解体に多額の費用 道内自治体苦慮 閉館も

2017/12/24 05:00
早急な対策が求められる北海道開拓の村
早急な対策が求められる北海道開拓の村
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 北海道命名から100年目の1968年ごろに計画され、70年以降に相次いで完成した百年記念施設の老朽化が進んでいる。札幌市内の北海道博物館や北海道開拓の村、百年記念塔が主な施設。札幌以外の各地にも記念施設が点在しており、改修や解体には多額の費用がかかる。来年の命名150年目を控え、施設を管理する道や自治体は頭を悩ませている。

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 道の100年事業では71年に約12億円かけた北海道開拓記念館、5億円かけた百年記念塔がオープン。83年には約26億円を費やした開拓の村が開設した。開拓記念館は2015年に道立アイヌ民族文化研究センターと統合する形で博物館にリニューアル。統合前の13年度は約5万人だった来場者が16年度は10万人に倍増している。

 一方、早急な対策が求められるのが開拓の村と記念塔だ。開拓の村は外国人客の来場者数がこの5年間で1・6倍の1万3千人に増えたこともあり、道は本年度、屋根が崩れて立ち入り禁止となっていた「旧小川家酪農畜舎」などを2億2千万円かけて改修中だ。

 ただ、村内には明治から大正に建てられた52棟の建造物があり、今後も改修は必要。財政が厳しく、十分な予算が確保できない道は「インターネットで資金を募るクラウドファンディングや民間資金の活用も検討する」としている。記念塔は老朽化で金属片が落下するなどしたため、14年から立ち入り禁止が続く。

 100年事業で、道は1カ所当たり3千万円を補助し、14市町が当時の各支庁管内に17の記念施設を建設した。現在では施設の老朽化が進み、千歳市や渡島管内七飯町など7施設が解体されている。

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