週刊コラム

毛刈りという名の格闘技

2015/07/18 05:00
毛刈りを終えてすっきりした羊
毛刈りを終えてすっきりした羊

 羊飼いにとって、毛刈りは年に一度の大仕事だ。春先になると野生の羊は自然と毛が抜けるが、改良を重ねた家畜の羊は、人間が手を貸さないとウールのセーターを毎年重ね着することになってしまう。

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 毛刈りは羊を押さえつけながらバリカンで刈るのだが、実際はなかなか難しい。品種にもよるが、大人の羊は体重100キロを超えるものも珍しくない。これを片手で制さなければならないのだ。このときポイントがある。顎を持ち上げ、後脚の根元を拳で押し込み、わき腹を膝で押す、などだ。言っていれば、柔道の寝技のようなものだ。慣れればそれほど力を使わずに、羊を大人しくさせられる。

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