「オンライン」でイヤホン利用増 耳のトラブル注意 「かゆい」「聞こえにくい」…4割超も 民間調査

07/23 11:00 , 07/23 12:05 更新

 コロナ禍によるテレワークやオンライン授業でイヤホンやヘッドホンの利用時間が増え、耳のトラブルに悩む人が少なくないことが、原沢製薬工業(東京)が実施した全国インターネット調査で明らかになった。

 調査は6月4~7日、18~69歳の男女1万人を対象に行われた。

 普段からイヤホンやヘッドホンを使うと回答したのは4642人。1日の平均使用時間を尋ねると、「1時間~3時間未満」が33%(数値は四捨五入)と最多で、「30分~1時間未満」が29%と続く。「3時間~5時間未満」も12%いた。「コロナ禍で利用時間が増えた」と回答したのは32%だった。

 
■長時間使用は避けて 北大大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸(とうけい)部外科学教室助教の森田真也さん

 大学病院では、イヤホンなどによるトラブル増という実感はないのですが、クリニックでは長時間の使用で中耳炎や外耳炎などの患者が若干増えているという情報があります。コロナ禍で受診控えもあり、実態はもっと多いかもしれません。

 医師としては、特に長時間イヤホンを使用することはお勧めできません。最近は耳の穴に入るノズルが付いた「カナル型」のイヤホンが多く、ノズルの「イヤーピース」が穴の中の皮膚とこすれ、湿疹や皮膚炎が起こりやすいのです。

 また、イヤホンやヘッドホンは音の出る位置が鼓膜に近く、スピーカーと同じぐらいに感じる音量でも、耳に加わる音圧が高いのです。耳に負担がかかるため、聴力低下につながる可能性があります。