目の前に教室、VR授業 通信制「N高」 札幌の企業 技術提供

03/21 05:00

 インターネットで主に授業を行う通信制高校「N高校」(本校・沖縄県うるま市)は4月、VR(仮想現実)技術を使った体験型学習を導入する。札幌のVRサービス会社「バーチャルキャスト」が技術提供した。専用のゴーグルを着けると目の前に教室を模した空間が現れ、実際に授業を受ける感覚で説明を聞くことができる。

 VR学習の導入について、文部科学省は「他に聞いたことがなく珍しい取り組み」という。N高の2020年12月現在の生徒数は全国で約1万7千人。札幌など全国に19キャンパスを構えており、各科目の授業では1本当たり5~10分程度の動画約6600本をネットで配信している。

 4月からはVR対応の授業動画を組み合わせたコースを創設。当初は授業全体の3割超がVRに対応する。希望する生徒は配布されるVRのゴーグルやコントローラーを使って授業に参加。月の満ち欠けや歴史的建造物、絶滅した動物のイメージなどが立体的に観察できる。