長さ15キロの断層 1.2メートルずれる 政府調査委推定 震源近くの地下

09/12 17:00

 政府の地震調査委員会(委員長・平田直東大教授)は6日に発生した胆振東部地震について、震源近くの地下で長さ約15キロの断層が1・2メートル程度ずれ動いたと推定する見解をまとめた。

 11日に都内で開かれた定例会後に公表した。陸域観測技術衛星「だいち2号」などで地殻変動を解析したところ、ほぼ南北に伸びている断層が、おおよそ垂直方向にずれ動いたと推定。また、胆振管内東部の震央周辺では最大7センチほど隆起した地域があったことが分かったという。

 地震調査委は地震当日にも臨時会を開催。当初は震源地の西側を通る活断層「石狩低地東縁断層帯」との関連を否定していたが、11日の会合では今回の地震を引き起こした断層の上端が当初の想定より活断層との距離が近かったことから、「活断層の深部が動いた可能性も否定できない」と見解を一部修正した。

 東日本大震災では、海側のプレートと陸側のプレートの境界にある震源断層が最大で25メートルずれたとされている。(尾張めぐみ)