パリで青森県工芸品テスト販売

09/12 10:16

青森県の工芸品が並んだ「ディスカバー・ジャパン」店内=8日、パリ

 青森県工芸品の海外への販路開拓を目指し、県は今月1~29日、フランス・パリ中心部で県内事業者の商品を展示販売するテストマーケティングを実施している。10日(現地時間)には、現地を訪れている事業者が商品について現地バイヤーから個別にアドバイスを受けた。

 出展しているのは、ガラス製品の北洋硝子(青森市)、津軽裂織のテキスタイルスタジオ村上(同)、南部裂織のさきおりCHICKA(同)、木工品の村口産業(風間浦村)など9事業者で、うち5事業者の関係者が現地を訪れた。

 ヒバの湯玉などを出展している藤崎町の小山栄美さんは、「海外展開というものを実際に試してみたかった。フランスに受けやすい商品デザインや、『日本らしさを全面に出した方がいい』などパッケージのアドバイスをもらった」と話した。

 テストマーケティングの実施店舗は、日本の地域産品をフランスや欧州に紹介、販売するための拠点「ディスカバー・ジャパン」。オペラ座やルーブル美術館など有名観光地に近いパリ1区にあり、市民や観光客が訪れている。

 県が海外で本県工芸品のテストマーケティングを実施するのは初めてで、世界のインテリアの中心である-としてパリを選んだ。終了後は参加事業者を対象に、期間中に得られた消費者らの意見を反映し、今後の海外展開につなげるセミナーを青森市で開く。

 同行している県国際経済課の岩谷大主査は「国内だけでは工芸品の需要は限られ将来は厳しい。フランスで認められればブランド力が高まり、アジアなど海外での販路開拓や日本での再評価にもつながる」と期待している。