再開の新千歳空港閑散 余震や停電不安、国内線搭乗率5割程度 国際線減便・運休も

09/12 05:00 , 09/12 11:53 更新

運航再開後に乗降客が減り、閑散とする新千歳空港の国際線出発ロビー=11日午後3時

 【千歳】胆振東部地震で止まった運航が8日から正常化した新千歳空港で、航空会社が利用客の激減に直面している。例年9月はかき入れ時だが、国内線は各社で搭乗率が大きく下がり、国際線も同様の状況だ。余震や停電への懸念が理由とみられ、減便を強いられる海外勢が相次ぐなど、航空各社は「いつまで影響が続くのか」と不安げだ。

 新千歳空港では7日に国内線、8日に国際線が運航を再開。直後は足止めされた客で大混雑したが、その後は一転して客数が減り、空港ビル内は国内線、国際線とも閑散としている。

 日本航空では新千歳発着路線の9月の搭乗率は例年8割前後だが、地震発生後は「全体に2割ほど落ち込んでいる」。道外からの修学旅行のキャンセルも数件あったという。全日空も、9月の搭乗率は例年8~9割というが、「現在は5割程度」と低調だ。格安航空会社でも、バニラ・エアの新千歳―成田線の9月の搭乗率はこれまで9割近いが、「地震後は5割程度まで落ち込んでいる」という。

 国際線も11日は団体客のキャンセルなどで中華航空(台湾)の高雄線や上海吉祥航空(中国)の南京線などで8便が欠航。エアプサン(韓国)は大邱線を20日まで運休する。