胆振東部地震 死者41人に 道内2千人なお避難

09/10 22:25 , 09/11 00:07 更新

 胆振管内厚真町で6日未明、道内で初めて最大震度7を観測した胆振東部地震で、最後まで安否不明だった同町幌内地区の男性1人が10日未明、心肺停止の状態で見つかり、捜索は終了した。この男性は死亡が確認された。地震発生からこれまでの道内全体の死者は、苫小牧市でも新たに1人加わり計41人となった。道内の昭和以降の震災としては、201人が亡くなった1993年の北海道南西沖地震に次ぐ犠牲者数。現在も断水などで約2千人が避難生活を続けており、今後はインフラの復旧などが焦点となる。

 厚真町災害対策本部によると、24時間体制で続けられた捜索で最後に死亡が確認された男性は、同町幌内地区の山本辰幸さん(77)と判明。これで同町内で確認された死者は36人となった。厚真町以外では、苫小牧市の男性(56)が、本などの下敷きになった状態で8日に見つかり、検視の結果、胸部圧迫による窒息死と10日に分かった。

 道などによると、10日午後9時現在、道内の負傷者は675人だった。9市町が設置した避難所計49カ所には、厚真町944人、札幌市94人など計1989人が避難している。

 道災害対策本部によると、10日午後9時現在、雨による土砂崩れの恐れなどで避難指示の対象になっているのは、安平町早来北進の28世帯53人、同町追分柏が丘の24世帯44人、日高町富川南2の一部の66世帯119人など計149世帯272人。

 断水は地震発生直後、45市町村で計約6万2千戸に上ったが、胆振、日高両管内を中心に計約6013戸となった。厚真町では浄水場に土砂が流れ込んだ影響などで、約2100戸が断水しており、全て復旧するまでに約1カ月かかる見通しという。

 JR北海道は10日もダイヤの乱れが続き、計358本が地震関連で運休、計約6万4千人に影響が出た。11日以降も節電のため、札幌―旭川間、札幌―東室蘭間の特急を減便する。特急は札幌―稚内間と旭川―稚内間が少なくとも11日まで、札幌―釧路間と札幌―帯広間が少なくとも12日まで運休する。