四島活動工程表で合意 日ロ首脳会談

09/10 16:25 , 09/13 12:35 更新

会談前、握手する安倍首相(左)とロシアのプーチン大統領=10日、ウラジオストク(共同)

 【ウラジオストク広田孝明】安倍晋三首相は10日夜(日本時間同)、ロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領と通算22回目の首脳会談を行った。両首脳は北方四島での共同経済活動に関し、ウニなどの養殖やイチゴの温室栽培の具体化に向けた工程表(ロードマップ)で合意し、早期実現を目指すことを確認した。ただ工程表の詳細や目標とする時期は公表しておらず、実現可能性は不透明だ。両首脳は来年6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせてプーチン氏が来日し、首脳会談を行う方針も確認した。

 日本政府によると、工程表は優先的に検討する5項目それぞれについて作成。海産物の養殖では、ウニを含めた複数魚種を対象とすることを確認。温室野菜栽培はイチゴの品種と場所を特定し、観光分野では「パッケージツアー」を策定する。風力発電導入に向けた風況調査と、ごみを減らす試験事業を行う場所を決めることを盛り込んだ。政府高官は「時期の目途も盛り込んだ」としたが、内容は公表しなかった。