首相9日に被災地視察 厚真や札幌市清田区

09/09 05:00

 安倍晋三首相は8日、胆振東部地震の関係閣僚会議で「被災状況を直接この目で確認し、被災者、自治体の生の声を伺い、対策に生かしたい」と述べ、9日に道内入りする方針を明らかにした。甚大な被害が生じた胆振管内厚真町などの状況を確認するとともに避難所などを訪れ、被災者や被災自治体の要望を確認する。

 視察では大規模な土砂崩れが発生した厚真町のほか、液状化現象により道路や家屋に多くの被害が出た札幌市清田区などを訪れる。政府は今回の地震を復旧事業費に対する国の補助率がかさ上げされる「激甚災害」に指定する方向で調整しており、現地では、高橋はるみ知事ら被災自治体関係者とも意見交換する。

 これに関連し、首相は8日午前の関係閣僚会議で、被災者支援や被害復旧のため「国として財政支援を講じる」と述べ、2018年度予算の予備費を活用する方針を表明した。菅義偉官房長官も記者会見で予備費の支出を来週早々に閣議決定すると説明。「復旧が進む中で必要な経費があればその都度、必要な手当てを行っていく」とも述べ、補正予算案の編成など予備費以外の支出も検討していく考えを示した。(古田夏也、水野薫)