キャンパスコレクション2018札幌 学生主体、華麗なファッション続々 情熱ステージ

09/06 05:00

関西系のブランドを中心に魅せたファッションショー

 札幌市内と近郊の学生たちが実行委員会を結成して準備を進めてきた学外総合文化祭「キャンパスコレクション2018札幌」が、このほど札幌市内で開かれ、多彩なステージで詰めかけた約700人の観衆を魅了した。

 中心部の中島公園に程近いライブホール「Zepp(ゼップ)札幌」(中央区南9西4)。8月28日午後2時、ステージのスクリーンが輝き始めると、軽快でビートのきいた音楽に乗ってファッションショーが始まった。最初は水着のコレクション。その後にあでやかな和装のコレクションが続く。次々登場する女子学生たちの美しい着物姿に観衆の熱い視線が注がれた。

 イベントは、男女の学生モデルを主役に4回に分けて行われるファッションショーを中心に、歌、YOSAKOI、一輪車演技、独特の語りを含む音楽のヒップホップ、口や鼻を楽器のように響かせて曲を表現するヒューマンビートボックス、ヘアショー、そして女性モデルの中からグランプリと準グランプリを決める「ミスキャンパスコレクション」などで構成。札幌では初の取り組みだ。

 ファッションショーに出演した学生モデルは71人。約120人の応募者の中から選ばれ、6月から専門家の指導を受けて10回の公式練習で筋力トレーニングや歩き方などの基礎練習に加え、ブランド別の動きの特訓を重ねてきた。

 ショーは「神戸レタス」など関西系を中心に、若者向けの13のブランドごとに展開。華やかに、時にはシックな装いの学生たちがランウエーをさっそうと歩き、目で合図しながらぴたりと息の合ったチームワークを見せる。その光景はブランドの魅力にとどまらず、ショーの成功のために一致団結して育んできたきずなの強さとまばゆいばかりの若さをアピールし、毎回、会場から大きな歓声と拍手が送られていた。

■仲間と成長 達成感に感激

 ランウエーを2回歩いた安井広大(こうだい)さん(22)=北星学園大4年=は「ほかの人と動きのタイミングを合わせるのが難しく、夜遅くまで一緒に自主練習もしました。最高の達成感です」と話す。最後のブランドにも出演した村上友愛(ゆうあ)さん(20)=北海学園大2年=は、「仲間と一緒に成長できたと思います。終了後はみんなで抱き合って喜びました」と感激の余韻に浸る。

 ファッションショーの合間のステージでも多数の学生らが熱演。「道内最大級のZeppはあこがれの場所。次は自分たちでライブを開く目標ができました」と話すのは、ヒップホップを披露した「NORTHPRIDE(ノースプライド)」のSHOTIME(ショータイム)さん(19)=中央大1年、札幌出身=。ヒューマンビートボックス「4thGAS(フォースガス)」のメンバーの甲斐正悟さん(18)=札幌市立大1年=は、「広い会場で伸び伸びと表現できました」と喜びをかみしめる。

 イベントの終盤を盛り上げたのは投票などによる「ミスキャンパスコレクション」の選出。最後に出演者全員が登場して初開催の喜びを分かち合った。

 2月の実行委員会の発足時から全体をまとめてきた代表の松本唯さん(20)=北海学園大3年=は、今回のイベントについて「私たちが目指してきたのは同世代が持っている自由・情熱・勇気を精いっぱい表現して前に進む力にしていくこと」と語り、「苦労した部分も多いのですが、何とか目標は達成できたのではないかと思います。貴重な経験でした」と振り返った。(道新夢さぽ取材班 青山実)

 <ことば>キャンパスコレクション 大阪のイベント企画会社「TUM」が「学外総合文化祭」として行っている学生との共同事業。2007年に大阪で始まり、福岡、東京などでも開催されており、札幌では今回が初。同社はファッションショーの企画・運営などを下支えし、学生は実行委員会形式でモデル募集のほか、イベント全般を主体的に手掛ける。札幌では札幌圏の大学、短大、専門学校計10校の学生約40人が参加した。