正しい知識 早くから 性教育はいつ、どう教える 誤った情報 接する前に

09/05 17:00 , 09/05 18:58 更新

 今年3月、東京都足立区の区立中学校で、3年生を対象に避妊や人工妊娠中絶に言及する内容の授業が行われ、都教委などが学習指導要領を超えているとして問題視した。これを機に性教育のあり方が議論となっている。学校の性教育で具体的な内容を教えることに対しては「子どもにわざわざ性的好奇心を喚起させる」と懸念する考えが根強い。一方、人工妊娠中絶や性暴力を経験する10代がいる現状を踏まえ、「早いうちから正しい情報を伝えるべきだ」との声も上がる。道内の性教育の現場を訪ね、保護者100人にアンケートをし、考えた。性教育はいつ、どう教えたらいいのだろう―。

 「口と胸、性器はプライベートゾーン。写真を撮ったり、メールで送ったりしてはいけない」

 8月上旬、札幌市内で開かれたNPO法人ピーチハウス(札幌)の「からだの科学 こどものための講座」で、助産師の佐藤千鶴さん(42)が5~9歳の子ども約10人に語りかけた。