「大間原発計画は破綻」 運転開始延期 函館市、市民ら批判

09/05 05:00 , 09/05 09:27 更新

 青森県大間町で建設中の大間原発について、事業者の電源開発(東京)が4日、安全強化対策工事を2年ほど延期すると発表し、2024年度ごろの運転開始時期が26年度ごろにずれ込むことが決まった。14年の原子力規制委員会の審査開始以降、延期は今回が3回目。運転開始の先送りが繰り返される状況に、建設中止を求めて係争中の函館市や市民からは「大間原発はもう破綻している」と批判の声が上がっている。(文基祐)

 「いい加減、諦めた方がいい」。大間原発訴訟の会(函館)の中森司事務局長は呆れた顔を見せた。審査の長期化は、同社が津軽海峡海底の活断層を否定できないためだとし、「ずるずると延期して逃げているだけだ」と憤った。