歴史と景観、活用策は 開港5都市会議始まる 函館

09/02 05:00

開港5都市の市民団体の代表者らを前に、函館のまちづくりの歴史やアイデアを話し合う(右から)永沢さん、蒲生さん、山本さん

 江戸末期に開港した函館、新潟、横浜、神戸、長崎の市民団体が都市景観について話し合う「開港5都市景観まちづくり会議函館大会」が1日、3日間の日程で函館市公民館(青柳町)で開幕した。初日は、各都市の参加者がそれぞれの活動を報告し、歴史をまちづくりに生かす知恵を学び合った。

 実行委(事務局・函館市)の主催で、約160人が参加した。横浜市の代表者は、開港当時に砲台などが作られた「台場」の価値を伝えるために、小学生向けの冊子を作製したことを報告。神戸市の代表者は、ライトアップできるモニュメントの製作や噴水と夜景を楽しめる広場の造成など「インスタ映え」を意識した取り組みに力を入れていることを紹介した。

 函館からは元町倶楽部会員の山本真也さん(63)、伝統的建造物を活用した複合商業施設を運営する「箱バル不動産」代表の蒲生寛之さん(34)、函館商工会議所中小企業相談所長の永沢大樹さん(45)が登壇し、まちづくり活動の歴史や現状を紹介。蒲生さんは「空き家を地域の資源として活用し、大人が楽しむ環境をつくっていくことが、将来のまちづくりにつながるのでは」と提言した。