水害教訓、583河川に水位計 道、20年度までに 道内連続台風から2年 大空町で初運用

08/31 05:00

2016年8月の連続台風の大規模水害を教訓に、道は低コストできめ細かな水位把握ができる新型の「危機管理型水位計」を、道管理の583河川・587カ所に20年度までに設置する。従来の水位計が高価なために設置が遅れていることから、安価な新型を水位計がない河川にも取りつけて観測網を強化する。連続台風で氾濫したオホーツク管内大空町女満別のサラカオーマキキン川で、31日から初運用する。(1面参照)

 危機管理型水位計は、橋の欄干や堤防などに取りつけ、川面に発した超音波の反射で水位を測る。通常時は1日1回、午前8時に観測するだけだが、水位が一定の高さを超えると10分ごとの観測に切り替わる。蓄積された水位のデータは専用サイトで閲覧でき、市町村の避難勧告の発令や住民の自主避難に活用できる。

 設置予定場所は《1》重要な行政施設や病院の近く《2》地点により高さが異なる堤防付近《3》河川の合流前の地点―など。道管理の全1540河川から選び、本年度は191河川・194カ所が対象となる。価格は1台100万円以下。手のひらサイズで、橋や堤防などに取り付けやすい。太陽光パネルを備え、充電なしで5年以上稼働する設計という。