「庶民のサンマ」復調 大漁、札幌で1匹100円切る店も

08/30 05:00 , 08/30 16:15 更新

水揚げされたサンマが昨年より2~3割安く並ぶ釧路市の釧路和商市場(加藤哲朗撮影)

 【釧路、根室】道東沖のサンマ漁で主力となる棒受け網漁の滑り出しが好調だ。29日は花咲(根室)、釧路など道東4港で今季最多の計1707トンが水揚げされ、今月6日からの累計は前年比2・4倍。昨年記録的不漁に苦しんだ浜は活気に沸き、札幌市内のスーパーでは1匹100円を切る店も出てきた。資源量が多く、魚群も早めに道東に近づいており、今後も期待できそうだ。

 花咲港では29日、100トン以上の大型船など20隻が1372トンを水揚げした。第135豊幸丸(133トン)の機関士椿隆幸さん(63)=静岡県西伊豆町=は「漁の序盤だが、昨年に比べると好調だ」という。近年の不漁で加工会社や運輸業者が減少し処理能力が低下したため、花咲港は受け入れ量を1日1300トン程度に制限。このため、大型船2隻は釧路港に回り158トンを水揚げした。市場関係者は「8月の釧路港で大型船がこれだけの量を水揚げしたのはここ数年ない」と興奮を隠さない。

 厚岸、浜中を含む道東4港の水揚げ量累計は、10トン未満船が初水揚げした6日から29日までで前年比2・4倍の6416トンに上る。