自衛官の定年延長検討 政府、人材確保へ19万人対象

08/30 05:00

 菅義偉官房長官は29日の記者会見で、応募が減少している自衛官の人材確保に向け、定年延長に取り組む考えを明らかにした。政府が年内の閣議決定を目指す防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に反映する方針。実現すれば1993~96年度以来の見直しとなる。

 菅氏は「安全保障が極めて厳しさを増す中、わが国の防衛力を最大に機能させるためには人材基盤の充実や強化が必要」と自衛官確保の重要性を強調した。

 自衛官は国家公務員法上、過酷な任務を伴うことから特別職に位置付けられ、60歳が定年の一般職とは別の「若年定年制」が取られている。

 定年は階級ごとに異なり、将と将補は60歳だが、1佐は56歳、2、3佐は55歳、2、3曹は53歳などと決まっている。