細かい応酬、戦機熟す 王位戦第5局

08/30 00:26

封じ手を立会人の藤井猛九段に手渡す豊島将之棋聖(手前右)。左奥は菅井竜也王位

 将棋の菅井竜也王位(26)に豊島将之棋聖(28)が挑戦している第59期王位戦7番勝負(北海道新聞社主催)の第5局は29日午前9時から徳島市の渭水苑(いすいえん)で始まり、午後6時4分、後手番の豊島が50手目を封じて1日目を終えた。豊島が二冠に大きく前進するか、菅井が初防衛に王手をかけるか、2勝2敗で迎えた注目局はがっちり組み合う持久戦調の展開になった。

 菅井が振り飛車、豊島が居飛車の対抗形は5局連続。双方玉を2筋に囲い合った後、菅井は7五歩(35手目)と飛車先の歩を切りに出た。対する豊島は7二飛(42手目)と応戦し、7筋の折衝が続く。その後、豊島が4四角(46手目)から3三桂(48手目)と上部を厚く構えたのに対し、菅井が4六銀(49手目)と繰り出して仕掛けをめぐる駆け引きが焦点になった。