障害者雇用で手帳確認せず 札幌市

08/24 05:00

 行政による障害者雇用の水増し問題に関し、札幌市は23日、職員を採用後に障害者として認定する場合には職員本人の申請に基づいており、障害者手帳や診断書を確認していないケースがあったことを明らかにした。秋元克広市長は23日の記者会見で「障害の程度について確認をしていかないといけない」として認定方法を改める考えを示した。

 市は身体障害者を一般職員とは別枠で採用し、障害者手帳を確認している。ただ、採用後に障害者となり、人事異動で配慮を求める場合などには本人が職場長に書面で申請する仕組みで、障害者手帳や診断書の提出を義務化していない。

 市によると、確認が不十分なまま、雇用数に算入していたケースがあった。確認書類なしに障害者として認定した件数は不明で、市は今後確認する。札幌市総務局は「市当局が意図的に水増ししていたことはない」としている。