札幌市、上告を断念 市議会政調費訴訟

08/24 05:00

 札幌市議会の2010年度の政務調査費(現・政務活動費)に違法な支出があったとして、札幌市民オンブズマンが札幌市長に対し、3会派に計約6590万円を返還させるよう求めた住民訴訟について、秋元克広市長は23日の記者会見で、札幌高裁判決を受け入れ、最高裁への上告を断念したことを明らかにした。

 秋元市長は「判決で市の主張は一部認められなかった」としつつも、「(判決を)覆す資料もない」と述べ、上告理由が見当たらないとの認識を示した。

 民主市民連合(当時の民主党・市民連合)は高裁判決を受け入れ、違法と認定された調査委託費の一部について返還を決めている。

 一方、原告側は一審で違法とされた市議の事務所費などについて高裁判決が返還対象の総額を減額したことを不服とし、最高裁に上告しており、この部分は争われることになる。