<夢へ!働く@北海道>木材会社の経理担当 木村駿斗(きむら・しゅんと)さん(22)<中> 退勤後にサッカー指導

08/22 09:33

「今のが3なら、10の速さでパスを回そう」。退勤後、コーチとして小学生を指導する(大島拓人撮影)

 地元の旭川大に入学した時は、教員になりたいと考えていました。旭川実業高時代に3年間打ち込んだサッカー部の監督が、生徒の気付いていないことをずばっと指摘する姿に憧れて、自分も人を育てる仕事に就きたいと思ったからです。

 母校で教育実習をし、教員免許も取得しましたが、採用試験は不合格でした。落ち込みました。でも、子どもたちと関わりたい気持ちは変わりませんでした。

 高校2年の時から、小学生チームのサッカーを指導しています。大学ではフットサルをしながら子どもたちを指導していましたが、中途半端になるのが嫌で、4年生になってコーチ業一本に絞りました。自分が指導することで子どもたちがどんどん伸びる。そんな面白さにのめり込みました。

 小学生チームのコーチを続けたかったので、就職活動は旭川で働くことを第一に据えました。そして、せっかくなら世界に通用する仕事をしたいと、ぼんやり考えるようになりました。

 大学の授業で、旭川市内や近郊には、地元の森林資源を生かした木材や家具生産で世界的な取引をしている企業があると知り、急速に関心を深めていきました。大学で開かれた就活イベントに出展していた昭和木材のブースに参加したことが会社との出合いです。

 就職してからも週5日ほど、午後6時すぎから小学生チームの練習に赴き、指導をしています。旭川で地元ならではの業界で働きながら、サッカーにも関われることに満足しています。