「なぜ北海道に県がない?」 元道職員の遺稿出版

08/22 05:00

 元道職員の岡勝美さんが北海道を三つの「県」に分けることを提案した著書「なぜ北海道に県がないのか 地域が輝く北海道の3県制」(共同文化社)が25日に出版される。岡さんは1月に74歳で亡くなったが、息子の顕一さん(44)=札幌市=が「父の構想が北海道活性化のヒントになれば」と出版する。

 岡さんは1961年に道庁に入庁し、地方振興などを担当。退職後は2003年から5年間、自民党道連の職員として政策調査を行い、地方分権を研究した。

 著作では、現在の北海道について「北陸4県(新潟・富山・石川・福井)の3倍の面積があるのに地方交付税が(4県と)ほぼ同額」「有業率や有効求人倍率は(4県などを)下回るが、生活保護率は際だって高い」と指摘。他府県と肩を並べるには北海道を三つの県に分けることが重要と主張する。