釧路湿原に無許可木道 環境省、容疑者不詳のまま告発

08/14 23:25 , 08/15 09:25 更新

釧路湿原内で見つかった違法工作物=5月16日、環境省釧路自然環境事務所提供

 【鶴居】国の特別天然記念物タンチョウが営巣する釧路管内鶴居村の釧路湿原国立公園の特別保護地区などに国の許可を得ずに木道などの違法工作物が設置されていたことが14日、環境省釧路自然環境事務所の調査で分かった。同事務所は同日、自然公園法違反(違法工作物の新築)の疑いで、容疑者不詳のまま釧路署に刑事告発した。

 同事務所は「釧路湿原内にこれほど大規模な違法工作物が設置された例はない」と話す。

 同事務所によると、木橋や木道は幅約20センチ、長さ1~2メートルの板を地中に埋め込んだ鉄パイプに固定している。少なくとも8カ所で見つかり、長さは合計で約100メートル近い。長いものは数十メートルに達し、湿原内を流れる雪裡川を渡るために設置したとみられている。