「北海道が好き」95% 命名150年道民調査 定住希望83%、でも将来に不安47%

08/05 05:00 , 08/16 14:00 更新

 北海道新聞社は4日、北海道命名150年の節目を迎えた道民意識を探るため、北大と協力して行った郵送世論調査の結果をまとめた。北海道について「好き」「まあ好き」と答えた人の割合は計95%で、「今住んでいる地域に将来も住み続けたい」とした人は83%だった。一方、今いる地域に住み続けることに「不安を感じる」との回答は47%で半数近くに上った。

 道内の日本人人口は1998年をピークに減り続け、今年1月現在で530万人。転出が転入を上回る「社会減」は6358人に上り、流出に歯止めがかからない。調査では、道民の大半が北海道に愛着を持ち、定住を希望しているものの、将来への不安から移住も念頭に置かざるを得ない実態がうかがえる。

 北海道が「好き」は73%、「まあ好き」は22%だった。今いる地域に住み続けたいと答えた人は、4年前の郵送世論調査の87%から4ポイント減。住み続けることに「不安を感じない」は53%で、「不安を感じる」と答えた人は人口が少ない地域や高齢者層で特に多かった。

 北海道の魅力を複数回答可で聞いたところ「大自然」62%、「農水産品」61%、「水や空気がきれい」52%、「雄大な景色」36%で、来道外国人が増える要因となっている「自然と食」に、道民が誇りを持っていることが見て取れる。嫌いなところは「雪が多い」65%、「寒い」60%、「夏が短い」46%の順。

 ▽調査の方法 北海道新聞社が北大との包括連携協定に基づいて6月14日~7月10日に実施。北海道新聞情報サービスに委託し、道内の選挙人名簿から無作為に抽出した18歳以上の男女千人に質問票を郵送。回収率は66・9%。郵送による世論調査はコンピューターで発生させた番号を基に固定電話に電話をかけて尋ねる通常の手法に比べ、回答者が都合の良いときにじっくり考えることができ、より信頼性が高い答えを得られる特長がある。数字は小数点以下を四捨五入したため、合計が100%にならない場合がある。