丘珠縄文遺跡 4年ぶり発掘調査 8月下旬から ボランティア募集

07/20 05:00 , 07/20 09:43 更新

8月から市民ボランティアとともに行われる発掘調査の予定地

 札幌市埋蔵文化財センターは8月下旬~10月上旬、札幌市東区丘珠町の農業体験交流施設「サッポロさとらんど」内の丘珠縄文遺跡で、4年ぶりに発掘調査を行う。センターは発掘などを担う市民ボランティアを募っており、「市民と一緒につくる遺跡にしたい」としている。

 丘珠縄文遺跡は、縄文時代晩期の約2300年前から続縄文時代の約2千年前までの遺跡で、面積は約2万5千平方メートル。さとらんど造成に先立つ1992、93年の試掘で発見された。2013~14年に初めて発掘調査が行われ、炉跡や土器、植物の種子、動物の骨などが見つかっている。

 市は15年4月、遺跡の整備基本計画を策定。遺跡の整備と運営を市民と協働で進める方針を打ち出した。計画に沿って、5月27日に土器づくりなど縄文文化を体験できる「体験学習館」がオープン。さとらんどセンターの2階には、出土品を展示する「展示室」も開設された。

 発掘は埋蔵文化財センターの職員と、公募の市民ボランティアが遺跡中央の約20平方メートルで行う。発掘は来年以降も毎年、少しずつ続ける。

 発掘ボランティアには、出土した遺物の整理も任せる。集落や住居跡が見つかれば、復元施設などの建築を一緒に企画する。

 併せて、体験学習館と展示室にも運営ボランティアを置く。ボランティアは利用者に出土品の解説などを行う。