松浦武四郎とアイヌ民族の絆、音楽劇に 13日から札幌公演 アップダウン2人芝居

07/12 05:00

松浦武四郎とアイヌ民族の友情を描いた音楽劇「カイ」の一場面(守屋裕之撮影)

 北海道の名付け親とされる幕末の探検家、松浦武四郎とアイヌ民族の長老の友情を描いた音楽劇「カイ」が13、14の両日、札幌市内で上演される。吉本興業所属の道内出身のお笑いコンビ「アップダウン」による2人芝居で、脚本と音楽は札幌出身のミュージカル作家まきりかさん(49)=横浜市=が担当。3人は「ふるさと北海道の開拓の歴史を知る機会になれば」と話している。

 北海道命名150年を記念した道の「北海道みらい事業」の一つ。武四郎は、蝦夷地(えぞち)と呼ばれていた北海道を6回にわたって訪れ、詳細な記録をまとめた。その際、アイヌ民族の長老から教わった「この地に生まれた者」を意味するアイヌ語「カイ」が北海道命名につながったという説もある。

 劇はアップダウンの竹森巧さん(40)=渡島管内森町出身=、阿部浩貴さん(41)=札幌市出身=の2人が、武四郎や長老、幕府の役人ら計10人を演じる。絶妙な掛け合いが劇の随所にちりばめられ、2人は「中高生にも楽しく見てもらえる。見終わった後に北海道がもっと好きになるはず」。まきさんは友情を描いた脚本について「ミュージシャンや俳優など2人が持つ多彩な才能が生かせるものに仕上がった」と話す。