アイヌ文化復興拠点
「ウポポイ」開業

アイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が2020年7月12日、北海道白老町に開業した

ウポポイはアイヌ語で「(大勢で)歌うこと」の意味。アイヌ文化や歴史を国内外に発信するとともに、先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな社会を築くことを目指している

体験交流ホールでは、民族衣装に身を包んだ出演者たちが伝統の歌や踊りを披露している
中核施設の博物館は約1万点を所蔵し、そのうち衣装や祭具など約700点を展示している 伝統儀式「イオマンテ(クマの霊送り)」で使う祭具「クマつなぎくい」。二股の木はひときわ目を引き、高さ6㍍の天井に届く大きさだ
ポロト湖畔には伝統的コタン(集落)を再現。チセ(家)が4棟建ち、内部を見学できる
チセの内部。かつてのアイヌ民族の生活空間を体感できる

展示解説や場内の案内看板はアイヌ語を第一言語として最初に表示している。続けて日本語や英語、中国語などを付記している

ポロト湖では、立ちながら舟をこぐ丸木舟の操船実演を行っている。丸太を全て手作業でくりぬき完成させ、漁や交易に使われたなどの解説付きだ(荒天時は中止)

看板メニューの汁物オハウ。町前浜産のサケを野菜と煮込み、素材本来のうま味を引き出したあっさりとした味付け。アイヌ民族の伝統料理を味わうことができる

AKB48の坂口渚沙さんがPRアンバサダー、演劇ユニット「TEAM NACS」がオフィシャルサポーターを務める

夜にはアイヌ民族に伝わる創生神話の映像を投影するプロジェクションマッピングが行われる(実施日は施設に確認を)

アイヌ民族の歴史をどう伝えていくか。ウポポイはその期待と重責を担っている

2020年8月3日公開
写真・動画
小川正成、阿部裕貴、金田翔、大石祐希(写真部)、
畠中直樹(編集本部)

編集
池田大地、鰐渕小百合(編集本部)