フォトランド HOKKAIDO リズム

審査評  作品の応募期間に秋をはさむ時は、色に関するテーマが多かったと思いますが、今回は「リズム」。やや変化球で、題としては難しかったでしょうか。音楽や踊りのイベント、自然界の現象などの作品が多く寄せられました。
 1席「雲海チェアー」は画面構成の巧みさが目を引きました。シルエットになった人物の中で、画面中央に足を伸ばしている方がいることで大地、空の広がりが強調されました。上川管内占冠村の観光施設での撮影で、造形的な椅子がアクセントにもなりました。
 2席「ケンパで遊ぼう!」はタイムスリップをしたかのような錯覚にとらわれました。古い写真ではなく、今年の夏、小樽運河近くで撮影。奥には竹馬も見えます。令和の時代を迎え、子どもたちが路地で戯れた昭和がはるか遠くに感じられます。
 同「子連れバイオリニスト」は介護施設の慰問演奏会のひとこま。子どもをおぶって演奏する様子がユニークです。奏者の表情も良く、軽やかでテンポの良い旋律が聞こえてきそうです。
 3席「イクワヨ!ソーレ!」は静と動をうまく生かしました。緑が広がる大規模な牧場の中、セルフタイマーで写真を撮る2人の動きが目を引きます。並べた石、牛の列もリズミカルに見えます。
 同「九九の階段」は小学校の校舎で撮影。子どもたちは九九を口ずさみながら上っていくのでしょうか。画面を傾けたことで、弾むようなリズムが生まれました。
 同「ジャンプで演奏」は宙を舞いながら太鼓をたたく様子をタイミング良くとらえています。中央の奏者の軽やかなこと。右の奏者の髪の乱れ具合も画面に動感を添えています。
 2011年12月に始まった「フォトランド」は、次回が最終になります。たくさんの応募をお待ちしています。
(北海道新聞社写真部次長 野勢英樹)

2019年12月7日北海道新聞夕刊掲載

1席

「雲海チェアー」
寺谷泰広さん=函館市

2席

「ケンパで遊ぼう!」
鈴木佳夫さん=岩見沢市

「子連れバイオリニスト」
佐々木保彦さん=千歳市

3席

「ジャンプで演奏」
真田美代子さん=後志管内俱知安町

「九九の階段」
和泉拓男さん=美唄市

「イクワヨ!ソーレ!」
菊地勝弘さん=札幌市

佳作

「呼吸を合わせて」
水内宏さん=札幌市

「応援花」
山崎久子さん=札幌市

「シャッター音」
門脇正明さん=釧路市

「カラーバルーン」
河村光輝さん=小樽市

「波動の匂い」
朝日均さん=札幌市

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次回のテーマは・・・

冬ほっこり

 次回、最終回のテーマは「冬ほっこり」です。やわらかな光が降り注ぐ風景や、厳しい寒さの中にぬくもりを感じる人々の様子など、自由な発想で撮影した作品をお待ちしています。


  • 応募点数は1人5点まで
  • 締め切りは2月17日必着

投稿規定

  • 投稿は、他のコンテスト、本紙の他のコーナーへの重複を(予定も含む)避けてください。
  • パソコンなどによる画像データの合成は不可です。被写体の肖像権には十分注意を払ってください。
  • 投稿方法はA4サイズ以下のカラープリントの郵送かメールに添付する画像データ(JPEG形式を推奨)の送信です。
  • 作品のタイトル、撮影日、撮影場所を明記。撮影の状況や作品に込めた狙いなどを短文にまとめてください。プリントでの応募は作品の裏に貼ってください。
  • 投稿者の郵便番号、住所、氏名、年齢(紙面には原則掲載しません)、連絡用の電話番号も。
  • 郵送の宛先は〒060−8711(住所不要)、北海道新聞編集局写真部「フォトランド」係。
  • メールからの送信はこちらから。
  • 応募作品は返却しません。入賞作品は北海道新聞社のホームページなど電子媒体にも使わせていただきます。
  • 賞金は1席・5万円、2席・2万円、3席・1万円。
  • 問い合わせは写真部011・210・5644へ。
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