フォトランド HOKKAIDO いろどり

フォトランド HOKKAIDO いろどり

審査評  今回のテーマ「いろどり」には79人から251点の応募がありました。季節柄、紅葉の写真が数多かったです。色彩豊かな作品の中には、過度な画像加工も散見されました。自然の色からはほど遠くなってしまうので、レタッチは最小限にとどめたいところです。
 1席「躍動」は疾走する北海道新幹線を撮影しました。色づいた葉の中を切り裂くように走る緑の車体が鮮やかです。15分の1秒のスローシャッターでとらえた、流し撮りの技術が秀逸でした。先端の曲線部分を切り取った車体の扱いも適切です。
 2席「傘模様」は雨でぬれて黒くなった地面に、傘のカラフルさが引き立ちました。子どもたちの並び方にリズムを感じます。こんな光景が見られるなら、雨の日も楽しいですね。
 同「落ち葉の向こうに」はロマンチックで、幻想的。作者に種明かししていただくと、水たまりに映った光景を天地逆さまにした作品でした。人物の頭が上になると、違和感がなく正像と錯覚してしまいます。柔軟な発想で作品を生みました。
 3席「帰宅」は作品名を擬人化させたことで、キタキツネにより思いが及びます。背景に家々が写っていることで、主題が明確になりました。キツネが帰る家にはどんな家族が待つのでしょう。
 同「シラフラ・フライト」は檜山管内乙部町の滝瀬海岸で撮影。「シラフラ」とは通称名で、白い傾斜地を意味するそう。写真映えする海岸に、飛び立ったパラグライダーがいいアクセントになっています。
 同「落陽の丘」は空があかね色に染まる中、2頭のエゾシカをシルエットで収めました。昨年、胆振管内厚真町で撮影。9月の地震で大きな被害を受けた大地は自然豊かでした。
 フォトランドはベテランの応募者が多い中で、今回、15歳の方が佳作に入りました。学生や初心者の応募も歓迎します。
(北海道新聞社写真部次長 野勢英樹)

2018年12月1日北海道新聞夕刊掲載

1席

「躍動」竹田徹夫さん=渡島管内知内町

「躍動」
竹田徹夫さん=渡島管内知内町

2席

「傘模様」和泉拓男さん=美唄市

「傘模様」
和泉拓男さん=美唄市

「落ち葉の向こうに」安田敏彦さん=札幌市

「落ち葉の向こうに」
安田敏彦さん=札幌市

3席

「シラフラ・フライト」寺谷泰広さん=函館市

「シラフラ・フライト」
寺谷泰広さん=函館市

「落陽の丘」吉村登美子さん=千歳市

「落陽の丘」
吉村登美子さん=千歳市

「帰宅」山下和子さん=後志管内倶知安町

「帰宅」
山下和子さん=後志管内倶知安町

佳作

「ひと休み」関綾乃さん=旭川市

「ひと休み」
関綾乃さん=旭川市

「日高本線 線路端夕景」山内佳子さん=札幌市

「日高本線 線路端夕景」
山内佳子さん=札幌市

「レインボー通り」北宏保さん=小樽市

「レインボー通り」
北宏保さん=小樽市

「夕日は道に沈む」星加隆さん=釧路市

「夕日は道に沈む」
星加隆さん=釧路市

「笑顔の晴れ着姿」佐竹輝昭さん=札幌市

「笑顔の晴れ着姿」
佐竹輝昭さん=札幌市

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