審査評  今回のテーマは「夏模様」。69人の方から191点の応募がありました。
 1席には札幌市東区のモエレ沼公園にある海の噴水で撮影した「影絵」を選びました。逆光で印象強い作品に仕上げました。水しぶきもとらえた激しい水流が、余計に夏の太陽の力強さを感じさせます。女児が手にした日傘が画面上に動きを与え、効果的でした。
 2席の「灯籠流し」はお盆に札幌市内の川で行われた行事。流れにまかせた灯籠の光が、スローシャッターでゆるやかな曲線の光跡となり、画面にリズムを与えました。
 もう1点の2席「踊りましょう」もモエレ沼公園で、こちらは霧状の水が噴き出すミスト噴水。女児がこの場をステージに見立てたのか踊り続けていたそう。伸びやかな足と腰に手を回したポーズから、楽しげな雰囲気が伝わってきます。
 3席は「くも」の写真が2点。「蜘蛛の巣」は不思議な光景に出会いましたね。縫い合わせたようなギザギザの白い糸は隠れ帯といって、クモが身を隠すためなど諸説あり、種類によってはさまざまな形状があるようです。
 「夏雲幻想」は、うろこ雲と雲間から放射状に広がる太陽光がドラマチックです。空だけで構成せず、下に樹木を入れたことで、景色の広がりを感じさせます。
 もう1点、「笑顔に包まれて」は富良野市のへそ祭り会場でのひとこま。おなかに絵を描くついでに、赤ちゃんの顔にペイントをしたのでしょうか。あどけない幼子の表情と、周りで見守る大人の笑顔が和ませます。
 幻想的なホタルの写真が寄せられましたが、投稿規約で合成は不可、としているため選外としました。
(北海道新聞社写真部次長 野勢英樹)

2017年9月2日北海道新聞夕刊掲載

1席

「影絵」
伊藤博章さん=札幌市

2席

「踊りましょう」
佐竹輝昭さん=札幌市

「灯籠流し」
平野眞佐男さん=札幌市

3席

「蜘蛛の巣」
竹田徹夫さん=渡島管内知内町

「夏雲幻想」
成田智志さん=江別市

「笑顔に包まれて」
鈴木佳夫さん=岩見沢市

佳作

「港へ急ぐ」
北原明寛さん=釧路市

「祈りを込めて」
部田茜さん=室蘭市

「色とりどりのシャボン玉」
成田絢香さん=札幌市

「にわか雨」
高橋春子さん=函館市

「祭り」
宗山和夫さん=渡島管内七飯町

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次回のテーマは・・・

秋日和

次回12月のテーマは「秋日和」です。空が高くなり爽やかな季節です。木々も紅葉し、めまぐるしく風景が変わります。実り秋は、食欲を刺激します。感じたままの秋を自由に写真で表現してください。


  • 応募点数は1人5点まで
  • 締め切りは11月15日必着
  • 12月2日の夕刊掲載

投稿規定

  • 投稿は、他のコンテスト、本紙の他のコーナーへの重複を(予定も含む)避けてください。
  • パソコンなどによる画像データの合成は不可です。被写体の肖像権には十分注意を払ってください。
  • 投稿方法はA4サイズ以下のカラープリントの郵送かメールに添付する画像データ(JPEG形式を推奨)の送信です。
  • 作品のタイトル、撮影の日時・場所を明記。撮影の状況や作品に込めた狙いなどを短文にまとめてください。
  • 投稿者の郵便番号、住所、氏名、年齢(紙面には原則掲載しません)、連絡用の電話番号も。
  • 郵送の宛先は〒060−8711(住所不要)、北海道新聞編集局写真部「フォトランド」係。
  • メールからの送信はこちらから。
  • 応募作品は返却しません。入賞作品は北海道新聞社のホームページなど電子媒体にも使わせていただきます。
  • 賞金は1席・5万円、2席・2万円、3席・1万円。
  • 応募は1人5点まで。
  • 問い合わせは写真部011・210・5644へ。
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