速報
アイヌ語小文字発音講座

     北海道新聞は2016年、紙面でアイヌ語の表記に独特の小書き文字を使うことを決めました。

     この小書き文字は、北海道ウタリ協会(現北海道アイヌ協会)が1994年にアイヌ語学習テキスト「アコロイタク※」(「われわれの言葉」の意)を刊行して以来、アコロイタク方式と呼ばれ、広く定着している表記です。紙面ではこれまで、原則として対応する大文字に置き換えて表記してきましたが「アイヌ文化を尊重し、次代に伝承する一助になれば」と考え、小書き文字を使った、より丁寧な表記を導入することとしました。

     読者の皆さんからの、これらの文字を「どうやって発音するの?」という疑問に応えるため、アイヌ語の発音の中で日本語にない音を実際に聞くことのできる動画を作成しました。発音の仕方も解説しているので、自分で発音してみる一助になることを願っています。

    ※紙面では「ロ」と「ク」を小書き文字で表記してます


監修

中川さん

中川裕(なかがわ・ひろし) 1955年生まれ。東大在学中から道内でアイヌ語を採録。95年、アイヌ語・アイヌ文化の研究で金田一京助博士記念賞を受賞。99年から千葉大文学部教授。著書に「アイヌ語をフィールドワークする」など。週刊ヤングジャンプ連載の漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語を監修。

北原さん

北原次郎太(きたはら・じろうた) 1976年生まれ。祖父母がサハリン(樺太)生まれのアイヌ民族。2005年から胆振管内白老町のアイヌ民族博物館に学芸員として勤務。07年にアイヌ民族の祭具イナウ(木幣)の研究で千葉大から博士号を受ける。10年から、北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。

話者

話者関根さん

関根摩耶(せきね・まや)アイヌ民族の高校生。小さい頃からアイヌ語に親しみ、アイヌ民族初の国会議員である萱野茂さんから習った最後の世代。アイヌ語の弁論大会で2度の優勝経験を持つ。白水社(東京)が発行する語学テキスト「ニューエクスプレス アイヌ語」の付録CDで、手本となるアイヌ語の会話などを両親と披露している。

※監修者・話者の経歴は全て2017年現在

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