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矛盾、政治の不作為あらわに 自己責任ではなく救済の手を 安倍元首相銃撃1カ月 作家・平野啓一郎さんに聞く

 安倍晋三元首相の銃殺事件から8日で1カ月になる。事件は社会に何を突きつけたのか。私たちはどう向き合うべきなのか。芥川賞作家の平野啓一郎さん(47)に話を聞いた。(聞き手・編集委員 関口裕士)


 ―平野さんは北海道新聞で2019~20年に連載した小説「本心」で、登場人物が政権中枢にいる政治家を暗殺しようとする場面を描いています。実際に元首相が殺された今回の事件をどう受け止めましたか。

 「参院選の期間中ということもあり、最初は政治的なテロだと思いました。その後、山上(徹也)容疑者が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対して強い憎悪の感情を抱き、その団体にお墨付きを与えている政治家だとして安倍元首相を狙ったことが分かってきました。ただ、個人的な恨みによる犯行だったとは単純に片付けられない。結果的に政治テロの側面があったと思います」

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