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JR北海道の営業赤字改善 観光復調で127億円 4~6月期

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 JR北海道が5日発表した2022年4~6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が127億円の赤字だったものの、赤字幅は前年同期のマイナス181億円から改善した。新型コロナウイルスの新規感染がやや落ち着いた時期で、鉄道事業を中心に観光需要が戻り始めた。最終的なもうけを示す純損益は400万円の黒字で、第1四半期としては2年連続で黒字を確保した。

 売上高に当たる営業収益は前年同期比26・0%増の302億円。このうち柱の鉄道運輸収入は59・8%増の126億円だった。グループ会社の事業では、コンビニや土産店などの小売業が7億円増の54億円、ホテル業も7億円増の15億円だった。鉄道事業で道の補助金を活用した周遊パスの販売が好調だったほか、ホテル業でも道や札幌市の旅行助成事業が効果を挙げた。営業収益はコロナ禍前と比べ、約8割の水準まで回復した。

 一方、物価高騰の影響で営業費用は2・2%増の430億円とややかさんだ。

 本業の赤字を穴埋めするための経営安定基金の運用益は79億円。前年同期は業績悪化を受けた運転資金確保のため、保有する一部の債券などを売却して196億円を計上したが、大幅に縮小した。この結果、事業活動のもうけを示す経常損益は前年同期の34億円の黒字から、27億円の赤字に転じた。

 ただ国からの財政支援が48億円あり、純損益は黒字を確保。赤字体質の改善は依然厳しく、JRは23年3月期の純損益が226億円の赤字になるとの業績予想を維持している。

 JR単体の22年4~6月期決算は、営業収益が161億円(前年同期は117億円)、営業損益が138億円の赤字(同179億円の赤字)、純損益が7億円の黒字(同83億円の黒字)だった。(山田崇史)

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