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暑~い夏こそ考えたい 冬のドカ雪、「厄介者」から「エネルギー」に<菅井貴子 あした天気にな~れ>

 暑さが続きますね。

 私のマンションにはクーラーがなく、夜は寝返りを打ちながら、あの時の雪が貯蔵できていたらいいのに・・・と切に思います。

 最近は、一般家庭の戸建て住宅でも、雪冷房を導入している所があるとか。

JR白石駅に停車し、雪の影響で動けなくなった列車周辺を手作業で除雪する作業員ら=2022年2月
JR白石駅に停車し、雪の影響で動けなくなった列車周辺を手作業で除雪する作業員ら=2022年2月


 「あの時」とは、半年前のこと。

 札幌市をはじめ石狩市、恵庭市、後志管内黒松内町、胆振管内豊浦町などで記録的な大雪となりました。特に2月6日は、札幌の24時間降雪量が60センチと史上最多となり、道央圏では3日以上もJRやバスが運休し物流もまひ、ごみ収集車も住宅地に入れない状態となりました。雪かきをしても、雪を捨てる場所がない…。

 あれほど厄介と思った雪でしたが、今では、もはや恋しくなるほどです。

■雪氷熱活用 世界の先行く北海道

 北海道には、雪氷熱エネルギーの活用において世界最先端の技術があります。

 農作物や加工品を雪室で貯蔵したり、夏に桜の花を咲かせたり。ハウス内の温度管理に雪氷熱を活用し、作物の収穫時期をずらす取り組みもあります。

 最近では、マンゴーなど南国果物の栽培にも活用しています。夏は雪を使ってハウス内を冷却し、冬は温泉熱で高温にする「季節逆転栽培」によって、マンゴーを冬に出荷します。電気や灯油をほとんど使わなくて済むのだそうです。

 このほか水産養殖の分野でも、水温管理に雪氷熱を活用してアワビやウナギなど貴重な海の幸を育てています。

雪のコンテナが並ぶ倉庫内に運び込まれる浦幌町農協の「雪室ばれいしょ」=2022年3月
雪のコンテナが並ぶ倉庫内に運び込まれる浦幌町農協の「雪室ばれいしょ」=2022年3月


 世界を見ると、北海道より雪が多く、夏も解けずに残る高緯度の地域もありますが、雪氷熱の利用は進みません。

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