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<横田教授の「コロナ」チェック>続く感染拡大 増加スピードは鈍化、今が正念場

 道内の直近1週間(7月25~31日)の新型コロナウイルスの新規感染者数は、増加傾向が続いています。ただ、増えるスピードは鈍化しました。感染者1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は下がり始めており、8月中旬に感染ピークを迎える可能性があります。確実に減少させられるか今が正念場です。高い警戒感を保ち、感染対策を続けましょう。

 新規感染者の週平均は札幌が前週比1・71倍の2429・9人、札幌以外が同1・66倍の2823・3人でした。函館市や根室管内、日高管内は直近1週間であまり増加しておらず、頭打ちになっていると考えています。

 実効再生産数は1週間前と比べ、札幌が1・23から1・17に、札幌以外が1・27から1・16に下がっています。感染拡大の分岐点の「1」は超えていますが、このまま下がれば、感染者が減っていく可能性があります。

 ただ、オミクロン株の新たな派生型「BA・2・75」の報告が全国各地で増えていることに注視しています。現在主流となっているBA・5より感染力が強いとされ、人の往来が増えれば、道外からの流入で感染拡大する可能性があります。その場合、BA・2・75がどう広がるのか、新たな感染の波になるのか危惧しています。

 オミクロン株は死亡率は低いものの、直近1週間は毎日死者が発表されました。高齢者や基礎疾患のある人は、4回目のワクチン接種を検討してください。また、軽症や無症状が多いため自宅療養者数が急増し、自治体からの「自宅療養セット」の配送は遅れています。家族が1週間生活できるくらいの食料や日用品、数日分の解熱剤を備蓄しましょう。

 増加スピードが鈍くなっているとは言っても、7月29日には道内の新規感染者数が6594人と過去最多を更新し、感染者が多い現状は変わっていません。感染「第7波」には必ず終わりが来るので、今しばらく感染対策の徹底を頑張りましょう。(聞き手・高木緑)

 札幌医科大の横田伸一教授(微生物学)が先週1週間のデータを踏まえ、道内の感染状況を分析します。

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