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<デジタル発>マスクもおしゃれのひとつです… ホチキス留めで小顔見せ、高校生は選び方や着け方にも工夫
新型コロナウイルス禍でマスクは必需品になりました。感染防止が目的とはいえ、マスクを着けた時の「見え方」にこだわる人もいるようです。「マスクが似合っていないと気持ちが上向かない」。そう話す高校生もいます。彼女たちに話を聞くと、色や形にこだわってマスク選びを楽しみ、着け方にも工夫をしていました。(高津戸璃歩)
■ポイントは「小顔」と「大きな目」
札幌東陵高1年の松田侑菜(ゆな)さん(15)は「マスク選びは楽しいですよ」と話します。口元を覆う桜色のマスクがかわいらしい印象を与えます。松田さんはコロナ禍が始まった当初は、特にマスクへのこだわりはなかったそうです。周囲の人たちと同じように不織布製の白いマスクを着けていました。半年ほどたったころ、色つきのマスクを試すと「えっ?顔の見え方がいつもとちょっと違う。面白い!」と好奇心が刺激されたといいます。
試したいマスクはたくさんあるそうですが、「(自分に)似合うか分からないのに、お金をたくさんはかけられないから」と2~3カ月に1回、100円ショップで数種類のマスクを試し買いするといいます。自宅の机の引き出しには、まだ試していないマスクが6袋眠っているそうです。自分に似合うものを見つけたら、通販サイトを使って箱買いし、マスクのレパートリーに加えるそうです。
毎日、マスクを着けた顔を鏡でチェックします。大切にしているポイントは二つ。「小顔に見えるか」と「目が大きく見えるか」です。
今のお気に入りは横幅が広めのマスク。頬のラインを隠して顔幅が分からなくなるので、小顔に見えるのだとか。また、涙袋の下に人さし指1本分ほどのスペースを作ると、目が大きく見えることにも気付いたそうです。商品ごとにマスクの幅や長さは違うので、その大きさに応じて「今日はここがちょうど良いかな」という位置を探って着用するそうです。
「マスクが顔に合っていないと、一日中気になって鏡を見てしまいます」と松田さん。
小顔に見えるお気に入りのマスクが手元になくなった際は、交流サイト(SNS)で取扱店の入荷日の情報を探しました。そのマスクの人気は高く、SNSで「〇〇店に入荷していました」といった情報のやりとりが行われていたそうです。その入荷の予想情報を信じて買いに行くと、購入することができたといいます。
■登校前にホチキス留め
札幌東商業高の池田空陽(そよ)さん(17)は、ホチキスを使って小顔に見せる工夫をしていたことがあります。顔幅より大きいマスクを着けたとき、頬から浮く部分を、顔の輪郭に沿うようにホチキスで内側から留めます。するとスッキリした見た目になると、SNSで知りました。
玄関にホチキスを置き、朝の登校前にカチッと留める。この10秒が日課だったといいます。現在は顔にフィットする立体型マスクが小顔に見えると気に入っているそうです。
池田さんはマスクの色選びも楽しんでいます。