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函館地方気象台150年 日本最古の観測所 災害から地域守る

函館地方気象台の現業室で、刻々と変化する気象データを見つめる予報官=2022年7月(小葉松隆撮影)
函館地方気象台の現業室で、刻々と変化する気象データを見つめる予報官=2022年7月(小葉松隆撮影)
現在の函館地方気象台が入る函館第2地方合同庁舎(小葉松隆撮影)
現在の函館地方気象台が入る函館第2地方合同庁舎(小葉松隆撮影)
1879年(明治12年)、函館区高砂町で観測業務を行っていた頃の函館気候測量所(函館地方気象台提供)
1879年(明治12年)、函館区高砂町で観測業務を行っていた頃の函館気候測量所(函館地方気象台提供)
函館地方気象台150年 日本最古の観測所 災害から地域守る
福士成豊
福士成豊
ブラキストン
ブラキストン
1873年(明治6年)の函館での観測結果が記録された「大気変動測量表」(函館地方気象台提供)
1873年(明治6年)の函館での観測結果が記録された「大気変動測量表」(函館地方気象台提供)
海洋気象観測船「高風丸Ⅱ世」(函館地方気象台提供)
海洋気象観測船「高風丸Ⅱ世」(函館地方気象台提供)
函館海洋気象台に掲げられていた看板(上)と海洋気象台開設を記念して作られたレリーフ
函館海洋気象台に掲げられていた看板(上)と海洋気象台開設を記念して作られたレリーフ
船長時代の制服と高風丸Ⅱ世の模型と共に思い出を語る加村正已さん(小葉松隆撮影)
船長時代の制服と高風丸Ⅱ世の模型と共に思い出を語る加村正已さん(小葉松隆撮影)

 箱館戦争の舞台になった五稜郭跡から北に約2キロ。函館市美原に函館地方気象台はある。観測を行う3階の現業室では日中、予報官が大小のモニターに映し出された天気図に目を凝らす。刻一刻と変わる雲の動きを追い天気予報のほか、注意報や警報といった防災情報の発表も行っている。現在では全国に50カ所ある気象庁が管轄する地方気象台のひとつだが、函館地方気象台のルーツは先人たちが英知を傾けた日本最古の気象観測所だ。

 1854年(嘉永7年)、日米和親条約により函館に外国船の入港が許された。国際貿易の拠点となった函館には宣教師、商人らが滞在。異国で暮らす外国人たちは生活する上で必要性を感じ、おのおので気象観測を行うようになったという。59年(安政6年)には、ロシア人医学者アルブレヒトが函館で気温の観測をしていた記録が残っている。

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