ここ数年、札幌市内のキャンプ場の充実が目覚ましいのですが、牽引している施設の一つが「ワンダーランドサッポロ」(札幌市西区)です。都市近郊ながら「適度な野営感」を楽しめる空間をつくり上げ、キャンプ好きに支持されています。(あさってキャンプ編集部)
外遊びのプロが手掛けるキャンプ場
ワンダーランドサッポロは、もともとバーベキュー、釣り堀、4輪バギー、スノーモービルツアーなど多彩な屋外アクティビティを提供していますが、2020年にオートキャンプ場も開場しました。

自然で遊ぶプログラムのプロだけに、キャンプ場もアウトドア心をくすぐるサイトになっています。
立地は都心から車でわずか25分。左股川の流域に広がる豊かな自然が楽しめます。
全26区画のサイトは、広くて開放的なロケーションから斜面に棚田状に設置された林間サイトまで、いずれも個性的です。
「高規格キャンプ場に飽きたキャンパーさんに、『野営っぽい』雰囲気を楽しんでいただきたいです」と話す、代表の藤光純二さん。
特に棚田状の林間サイトはそれぞれの区画が絶妙の距離感でセパレートされており、サイトごとの高低差と木立が程よいプライベート感と静寂さを保ちます。
また背後には鬱蒼とした森が広がり、まさに野趣あふれるロケーションです。直火の焚き火ができるサイトがあるのも、上級者には嬉しいですね。
ファミリーも安心
利用者はベテランキャンパーが大半かと思いましたが、意外と初めてキャンプに挑戦する方も多いとのこと。
「都心から近いここでキャンプの経験を積み、それから遠くのキャンプ場にチャレンジするようです」と藤光さん。
初めてのキャンプ、とりわけ小さなお子さんのいるファミリーキャンプは何かと不安がつきもの。近場だといざというときに対応できることの幅が広がります。
また、給湯設備や洗浄便座つきの水洗トイレのほか、女性専用のバイオトイレ(個室5個)も用意されており、設備も十分です。
取材当日は雨が降ったり止んだりの天候にも関わらず、多くのキャンパーが来場していました。半数弱がファミリー、残りがソロ、カップルで、大人数のグループキャンパーは見かけませんでした。
場内には子ども向けの遊具もあり飽きさせません。
元気に遊ぶ子どもたちの歓声が遠くに聞こえ、棚田状のロケーションと木立のおかげで心地よく過ごすことができます。
一方、遊び疲れた子どもたちが寝静まるころには漆黒の闇と静寂に包まれ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
サイトごとに見える景色が変わるキャンプ場。ビギナーからベテランまで楽しめる要素が詰まっていて、まさに「ワンダーランド」でした!
ワンダーランドサッポロの情報はこちら(動画あり)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/665526
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