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<藤山博史のぶっちゃけ話>ソロ活 自分を知る体験に

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 ひとりで燻製(くんせい)を作るのが好きだ。いぶしている間に考え事ができるから。いわゆるソロ活である。文字通りソロ(単独)で活動するという意味の造語で、Googleトレンドによると2021年3月から検索数が急増している。

 以前は「ぼっち」などと表現され、ややネガティブな表現だったが、最近はポジティブな印象を持つ人が増えた。その背景にはコロナ禍によるソーシャルディスタンスの浸透がある。物理的にひとりでいることが心理的にも安心だと感じるのだ。

 ソロキャンプ、ひとり焼き肉、ひとり旅など、ソロ活は多岐にわたる。本屋に行けば「ひとり○○」「ソロ●●」といった書籍を見かけるようになった。旅行代理店もソロ活のパックツアーを組んでいる。

 周囲に聞いてみると「他人に気を使わないのが良い」「話しかけられるのは苦手」「新しい発見がある」など、それぞれ得がたい体験をしている。SNSでソロ活を検索してみると、カフェ食、スイーツなどの食べ物系、山、海、夜空などの景色系の写真が多くヒットする。どの投稿もポジティブなコメントが添えられている。

 他人の目を気にしないソロだからこそ、着飾ることのない本音が生まれ、リアルな自分を知ることができるのではないか。ひとり旅はその良い例だ。自由気ままに行きたいところに行き、リアルな自分の発見へとつながる。ちなみに今年1月19日掲載の当コラムで取り上げた「推し活」もソロ活の一つだろう。

 普段から多くの人と接触している人ほどデトックス(毒抜き)としてのソロ活が必要かもしれない。恥ずかしくて始められない人もいるが、気にしているのは大抵自分だけだ。ひとりの時間をぜいたくにとってみてはどうだろうか。(北海道博報堂新どさんこ研究所)

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