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<札幌 街中の水族館 サンピアザ40年>上 駅近く通いやすさ強み

 「交通の便が良く規模も程よい。子どもの成長に合わせてまた来たい」。札幌市厚別区のサンピアザ水族館(厚別中央2の5)。中央区の会社員木村真也さん(36)は6月の平日、長女の柚巴(ゆずは)ちゃん(2)と館内をゆっくり見て回っていた。

■買い物ついでに

 市営地下鉄新さっぽろ駅と、JR新札幌駅からいずれも徒歩約5分で、商業施設サンピアザ隣に立地する。東京・池袋のサンシャイン水族館に続く全国2番目の「都市型水族館」として1982年4月にオープン。今春、開業40年を迎えた。

 鉄筋鉄骨造3階建て(1階は予備の水槽など)で約2千平方メートルと、道内の他の水族館と比べると小規模だ。海水魚や淡水魚に加え、ペンギンやコツメカワウソなど計約200種、約1万匹を飼育する。入館料は高校生以上千円(3歳以上中学生まで400円)。買い物ついでに訪れられることもあり、コロナ禍前の2019年で12万7千人いた来館者の1割は年間パス(2200円)利用者だ。訪れた日の魚の様子を観察し、日頃の姿と比べて楽しむ。

 同館によると、餌代や人件費など、運営費は年間約1億円。石狩湾から海水を運ぶ費用が年間600万円かかるなど、都市型ならではの悩みもある。福田利幸館長(54)は言う。「節約しつついかに喜んでもらえるかです」。スタッフ20人が、知恵をしぼり、手作りの演出で盛り上げる。

■公式キャラ発案

 2月に誕生した公式キャラクター「海遊戦隊ペンギンレンジャー」。同館の人気者ケープペンギン5羽がモチーフだ。飼育員の高橋直子さん(36)がイラストを描いた。コロナ禍で休館中の昨年6月ごろ、水族館のツイッターに5羽の写真を投稿すると「戦隊ものみたい」と感想が寄せられたのがきっかけ。40年記念で設置した顔ハメ看板など、PRに一役買う。高橋さんは「ゆくゆくはオリジナル商品を」と夢を膨らませる。

 福田館長は6月、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えた人を念頭に、ミニ企画展を行った。「館長のおすすめ!」と銘打ち、ネオンテトラなど、飼育が比較的簡単な8種を展示。飼育方法や自身の体験談などもパネルで紹介した。福田館長は「40年続けてこられたのは、お客さんが愛してくれたおかげ」と感謝しつつ、次のアイデアを練る。(報道センターの高田かすみが担当し、3回連載します)

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