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道内大雨、旭川で川あふれ住宅2棟浸水、住民6人避難

 道内は29日、前線を伴う低気圧が接近した影響で、前日に続き、太平洋側を中心に各地で大雨に見舞われた。旭川市ではペーパン川があふれ、住宅2棟が床上・床下浸水。住宅内に取り残された住民2人が消防に救助され、2人を含む計6人が、市が開設した避難所に避難した。大雨は30日まで続く見通しで、札幌管区気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼び掛けている。

 旭川市消防本部によると、ペーパン川は同市東旭川町米原の早苗橋近くであふれ、午前5時50分ごろ、住宅が床上浸水した80代と70代の夫婦から「玄関が開かない」と119番があった。消防が1階の窓からボートで救助した。床下浸水した住宅1棟の住民4人は、消防の誘導で避難した。近くに住む農家の森定一二(いつじ)さん(79)は「午前5時40分ごろ、ドシャンと大きな音が聞こえ、見に行くと住宅が浸水していた」と話した。

 後志管内古平町では、古平川が午前6時から約40分間、氾濫危険水位を超えた。町によると、避難に備えるよう全戸に防災無線で呼びかけたが、避難者はいなかった。

 気象台によると、偏西風の蛇行で列島上空に太平洋高気圧が張り出して梅雨前線が北上したため、今月27日に関東が観測史上最短で梅雨明け。一方で、北海道付近に前線が停滞して28日早朝から、道内各地で降雨が続いている。

 29日午前10時現在の24時間降水量は渡島管内八雲町熊石で127・5ミリ、檜山管内今金町で124・5ミリ、渡島管内福島町千軒で103ミリ、旭川市で78ミリを記録。道内225観測地点のうち、今金町や旭川市など35地点で6月の観測史上最大を更新した。30日まで雷を伴う激しい雨が降る恐れがあり、同日午前6時までの24時間降水量は多い所で、日本海側南部で120ミリ、太平洋側西部で100ミリ、日本海側北部で80ミリを予想している。

 道警交通管制センターによると午前10時現在、土砂崩れや落石などの恐れがあるため、道道20路線21区間が通行止め。JR北海道は29日、特急28本を含む列車76本を運休または部分運休し、宗谷線の名寄―稚内間、留萌線の深川―留萌間では終日運転を見合わせる。道によると、午前10時現在、人的被害は確認していない。(大井咲乃、松嶋加奈、高田かすみ)

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