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稚内2高に期日前投票所 道内初 政治への関心向上期待

 【稚内】市選挙管理委員会は7月10日投開票の参院選で、市内の高校2校に期日前投票所を設置する。道選管によると、道内の高校で期日前投票が行われるのは初めて。市選管は「若年層の政治や選挙活動への興味、関心を高めたい」と説明し、低水準の若年層の投票率を向上させることが狙いだ。

 稚内大谷高は29日、稚内高は30日に、いずれも1日限定で投票所が設けられる。投票時間は放課後の午後3時15分~同4時45分の1時間半。市選管からの要請に高校側が応じた形だ。

 本年度に入って、1年間のほぼ4分の1に当たる約3カ月が経過したため、市選管は両校で投票権を持つ対象者について推計した。稚内大谷高は3年生の約20人を想定。一方、稚内高は、卒業後に看護を学ぶ専攻科(2年制)が設けられており、在籍者は全員18歳以上であることから、3年生の一部を加えた対象者は約100人と推定した。

 ただ、今回、校内で投票できるのは、稚内市の住民基本台帳に3カ月以上記録されている人。他の市町村からの通学者や、市内在住でも住民票を移していない生徒は対象外となる。

 こうした事情もあって、稚内大谷高は「投票できるのは数人にとどまる」(学校関係者)とみている。また、投票が義務ではないだけに対応の難しさもあり、同校は「それぞれの意思で行われるべき投票。学校側が期日前投票を強要したと、生徒に受け止められることは絶対にあってはならない。期日前投票を生徒に知らせるが、それ以上のことはできない」と説明する。

 市選管によると稚内高の対応も同様とみられ、「実際の投票者数は見通せない」(市選管)のが実情だ。

 道選管の集計によると、昨年10月に行われた衆院選で、18歳と19歳の投票率は稚内市は22・32%。留萌市の29・68%より低く、札幌市(38・13%)などには大きく引き離されている。

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