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旧深名線・添牛内駅の駅舎残そう 25日に内覧会、魅力に触れて 修繕費調達へ7月からCF

 【幌加内】1931年(昭和6年)9月に開業し、95年の旧JR深名線廃線後も残る、老朽化した添牛内駅の駅舎(町添牛内)を地元のシンボルとして維持しようと、地域住民らが7月からクラウドファンディング(CF)で修繕費を募る。今月25日には内覧会を開き、同駅の昔の写真などを展示。鉄道ファンや地域住民に駅の歴史と魅力に触れてもらい、支援への理解を求める。

 添牛内地区の住民らでつくる「添牛内駅保存会」が企画。屋根や土台、外壁などの修繕費の一部350万円を目標額とする予定だ。会長の山本昭仁さん(42)は旧駅舎近くでそば店「霧立亭(きりたちてい)」を営み、昨年4月の同会発足にも奔走した。

 当初は、昨秋までに内装の復元を含めて大がかりな改修を行う計画だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響による資材高騰などを受け、倒壊を防ぐための修繕で旧駅舎を保存する方針に転換した。

 旧駅舎は木造平屋約60平方メートル。町市街地から北に約20キロの、国道239号と275号が交わる付近に立つ。廃線後は町内の農家が倉庫として使っていたが、雪深い地域だけに老朽化が進み、倒壊の恐れがあったことから、山本さんが2020年に譲り受けていた。

 壁板が一部はがれ、屋根も壊れるなど傷みは目立つが、赤い屋根と白っぽい板張りの外壁がレトロで郷愁をかき立てる。「貴重な地域資源をなくしたくない」との思いから会を立ち上げた山本さん。昨春は旧駅舎の観光地化を目指したが、現在は住民の心のよりどころとなり、鉄道愛好家や旅行者が立ち寄れる休息地となれば、と思い描く。

 内覧会は午前9時から日没まで。廃線前の同駅ホームや朱鞠内駅に停車した列車、栄えていた頃の添牛内の街並みなど、支援者から集めた写真の中から10枚ほどを展示。町役場が保管していた往事の駅名看板も公開する。

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