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<デジタル発>Z世代の低投票率 解決策は? 明治大・藤田結子教授に聞く

 選挙が行われる度に、若者の選挙離れが指摘されます。2019年参院選では、道内の18~24歳の投票率(抽出調査)は30・17%でした。若者が政治に関心を抱けない日本。何か方策はあるのでしょうか。1990年代後半以降に生まれた「Z世代」の政治への関心などを調査している明治大の藤田結子教授(社会学)にその実態と解決策を聞きました。(聞き手・報道センター 大矢太作)

明治大の藤田結子教授(本人提供)
明治大の藤田結子教授(本人提供)

ふじた・ゆいこ 東京都出身。明治大教授で専門は社会学、メディア・文化研究。若者のコミュニティーに実際に入る参与観察とインタビューの手法で若者を調査している。主な著書に「文化移民―越境する日本の若者とメディア」(新曜社)、「ワンオペ育児」(毎日新聞出版)など。

 Z世代は10代からSNS(ソーシャルメディア)を友人などとのコミュニケーションに使っている初めての世代です。LINEやツイッターといったソーシャルメディアは不可欠なツールで、いつもチェックしていないと友人関係が成り立たず、大きな影響を受けています。聞き取り調査をすると、彼らはテレビは見ない一方、20代の7割がポータルサイトでニュースに触れていると答えます。しかし、中身を聞くと、政治などの「ハードニュース」は見ておらず、エンタメ系や芸能ネタといった「ソフトニュース」を好んでいます。新聞もフォローしていないし、自分に興味があることしか調べないので、政治に触れることが極端に少ない。


 自民党の河野太郎広報本部長が好きだという学生がいました。その理由を聞くと、彼が発信するSNSが面白く、「親近感が湧く」と教えてくれました。政治家の活動や政策は関係なく、個人をエンターテインメントの対象として消費している状況です。学生が興味を示した最近の政治のネタは「政治家がパパ活した」などのスキャンダルで、選挙に関わる政策などには関心を示していません。

■批判する野党は「性格悪い」

 Z世代は他人を批判することに強い嫌悪感を抱くことも特徴です。

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