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<ココカラ>釧路市街地の「クマ騒動」、タヌキだった ネットで情報錯綜 出没増え見極め困難

 住宅が立ち並ぶ釧路市文苑で5月上旬、ヒグマの目撃情報があり、釧路署がメールで注意を呼びかけたところ、ツイッターなどで情報が拡散、不安の声がインターネット上にあふれた。市の現地調査でタヌキとみられることが分かったが、携帯電話が普及し、SNSでだれもが即時に情報を送受信できるからこその「騒動」だった。一方、実際に市街地にヒグマが出る可能性はあり、目撃情報を軽視することはできない。

 目撃情報があったのは5月3日午前10時40分ごろで、場所は文苑3北側の農園。農園を管理する女性(70)によると、利用者の一人が畑の中と外で計2頭の子グマのような黒い動物を見つけ釧路署に通報したという。

 釧路署は市の担当者と現地を確認。畑など周辺にヒグマの痕跡はなく、タヌキの足跡が見つかったことから、市はヒグマではないと判断した。

 こうした情報をもとにツイッターでは目撃情報が拡散。「市に確認したところ、タヌキの足跡だった」と投稿した市議のツイッターは100件以上リツイート(転載)されたものの、「安心していいの?」「ヒグマじゃなくてよかった」「情報は正確に流してほしいな」などという投稿が続き、市民の驚きの大きさを伺わせた。

 ただ、道立総合研究機構の間野勉専門研究員は「釧路市に隣接する地域はヒグマの出没情報が多数あり、森林や湿地でつながる釧路の中心部にも容易にアクセスできる」と説明。情報発信など行政間の広域的な連携の必要性を指摘している。釧路市の担当者も「市民にはクマかどうか判別は難しい。情報があれば連絡を」と呼びかけている。

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