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捜索阻む速い潮流、過酷な作業条件 「飽和潜水」水圧は大気圧の13倍

 【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(19トン)が沈没した事故で、19日に始まった「飽和潜水」による捜索は現場海域の速い潮流に阻まれ、初日から作業の遅れを強いられた。捜索は海底で約2時間行ったものの、不明者の手がかりは得られなかった。海上保安庁は2日程度で完了させたい考えだが、地上の約13倍の圧力を受ける水深120メートルの海底での作業は、困難を強いられている。

 深い海での活動が可能な飽和潜水の拠点となる作業船「海進」(2973トン)は19日午前7時ごろ、カズワンが沈む現場海域に到着した。ただ、午後1時を予定していた潜水士の海底への降下作業開始は、2時間遅れの午後3時半からとなった。海保関係者によると、潮流が強まり、一時的に作業を見合わせざるを得なかったという。海進の船上から水中エレベーターで潜水士が降りる際には、潮流でケーブルが揺さぶられる様子が見られた。 

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