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国後で新たな遺体 知床事故 飽和潜水で船内捜索 初日、手掛かりなし

 【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(19トン)が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明となった事故で、深い海での活動が可能な「飽和潜水」による捜索が19日、現場海域で始まった。潜水士が深さ約120メートルの海底に沈んだカズワンの船内に事故後初めて入ったが、行方不明者は見つからなかった。潜水士による船内の捜索は20日に終え、船体の引き揚げに向けた調査を始める見通し。

 また、複数の関係者によると、北方領土国後島の沿岸で19日までに新たに1人の遺体が見つかった。遺体はロシア側が見つけ、19日午後に外務省に連絡があった。性別は不明という。国後島では西岸で6日に女性の遺体が見つかっており、第1管区海上保安本部(小樽)はいずれもカズワンの乗船者の可能性があるとみて、情報収集を進めている。

 飽和潜水での捜索は、海上保安庁から委託を受けた専門業者「日本サルヴェージ」(東京)が実施した。

 1管本部によると、潜水士を乗せた同社の作業船「海進」(2973トン)は19日午前に現場海域に到着。速い潮流の影響で当初予定より遅れ、同日午後3時半から、潜水士3人が水中エレベーターで降下した。2人が同日午後4時半ごろから約2時間、海底に沈むカズワン船内と付近の海底を捜し、潜水士はエレベーターで海進に戻った。

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