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丘珠滑走路300メートル延長 札幌市方針 10年後めど1800メートルへ

 札幌市が札幌丘珠空港(東区)について、滑走路を現行の1500メートルから1800メートルに延長する利活用方針案をまとめたことが16日分かった。夏季限定だった小型ジェット機の運航が冬場も可能になり、発着便は現在の1日最大約30便から約70便まで増えると想定。おおむね10年後の整備を目指し、総事業費は250億~350億円を見込む。空港周辺の住民への説明を経て、今秋にも同空港を管理する国への要望を始める。滑走路延長の可否は国が最終的に判断する。

 滑走路延長を巡っては市は1800メートルと2千メートルの2案について検討してきた。2千メートルでは、現在発着している小型ジェット機(座席数約50~100席)より大きい機材が就航可能となる一方、騒音の増大や事業費の増加、工期の長期化などが懸念されることから1800メートルが妥当と判断した。

 市の利活用方針「丘珠空港の将来像案」では、滑走路は北西方向に200メートル、南東方向に100メートルずつ延ばすとしている。空港の運用時間は前後30分ずつ延長し午前7時~午後9時とすることを国に求める方針。道外の地方都市とを結ぶ路線を、現在の3路線から10路線程度に拡充することを目指す。年間旅客数は現空港ビル開業後でピークだった2006年度の約38万人の3倍近い100万人に増えると見込む。

<ことば>丘珠空港の滑走路延長を巡る経緯 1995年、札幌市と道が当時の1400メートルから2千メートルに延長する方針を示したが、地域住民の反発で1500メートルになった。市はフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の丘珠―静岡間の定期便が就航した2016年6月、さらなる延長の検討について言及。道と市の「丘珠空港の利活用に関する検討会議」は18年2月に公表した報告書で、長期的課題として滑走路延長を明記し、FDAのジェット旅客機や医療用小型ジェット機の通年運航が可能となる1800メートル、通年運航の機種がさらに増える2千メートルの案を示した。札幌市は2案を軸に丘珠空港の将来像について議論していた。

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