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音楽興行なお苦境 道内二大フェス3年ぶり開催へ 続く人数制限 ライブハウスも

 新型コロナウイルス下で3度目の夏を控え、道内では恒例だった野外音楽フェスティバルの再開準備が進んでいる。「二大フェス」と言われるイベントの主催会社はそれぞれ3年ぶりの開催を決定。入場料値上げや収容人数の縮小で密を避け「ウィズコロナ」を見据えた運営を模索する。ただ、感染者数の高止まりが続く中、市中のライブハウスは今も客足が戻りきっておらず、苦境が続いている。

 「数万人を集めるイベントが、安心安全に開催できるという実績を残したい」

 9月に岩見沢市で野外音楽イベント「ジョインアライブ」を開く、コンサート制作会社マウントアライブ(札幌)の數原(かずはら)歩取締役本部長(42)は強調する。2010年から毎年7月に同市で開き、2日間で4万人を集める人気イベントに成長したが、20年以降は中止に。再開を期した昨年もデルタ株による感染「第5波」の中、市の要請で開幕2週間前に中止を決めた。

 長期化するコロナとの闘いは、ワクチン接種の進展に伴い徐々に感染対策と社会経済活動の両立にシフトしてきた。政府は今年3月に道内などのまん延防止等重点措置を解除した際、同措置下で最大2万人としたイベントの人数制限を、感染防止安全計画を策定すれば原則無制限に緩和した。

 ジョインアライブもコロナ禍前の規模で開くことは可能だが、自主的に収容人数を縮小する方向。従来無料だった小中学生を有料とし、来場者数を把握して混雑を避けることを検討。一方で一般の入場料は据え置きコロナ禍前に近いサービスを目指す。

■入場料値上げ

 同業のウエス(札幌)も「ライジングサン・ロックフェスティバル」を8月に石狩湾新港で3年ぶりに開く。19年には大小八つ設置したステージを今回は三つに集約。6万人規模を誇った観客数も減らす方針で、入場料は2日間通し券で19年より7千円値上げし、2万9千円にする。同社はホームページで「フェスティバルを継続するために今できることを考えて出した結論」と説明する。

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