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<フォーカス>国のチェック体制甘さ露呈 緊急点検で問われる実効性 知床・観光船事故

 オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(19トン)が沈没した事故を受け、国土交通省は10日、船の通信設備の確認を柱とする全国一斉の緊急安全点検に乗り出した。ただ今回の事故では、カズワンの携帯電話が航行中にほぼ通じない状態だったことを見逃すなど、国のチェック体制の甘さも次々に露呈した。道内の観光船業者には「信頼回復につながる」と点検を歓迎する声もあるが、検査員の人数などにも限りがあり、実効性と継続性を担保できるかが課題となる。

■国交省、チェック甘く 継続実施、人員に課題

 「悲惨な事故が二度と起こることがないよう、徹底的な安全対策を講じなければならないと強く決意した」。斉藤鉄夫国交相は10日の記者会見で、再発防止に全力で取り組む考えを重ねて表明した。ただ観光船業者への国のチェック体制の甘さについては「(有識者の検討委員会で)不備がなかったかも含めて検討してもらう」と繰り返した。

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